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無線システム「SGnet」
無線機「SWシリーズ」

測商技研無線システム 「SGnet」

「SGnet(エスジーネット)」は測商技研の無線システムの呼称です。「SGnet」は、警報通報・データ収集の両方に対応した無線ネットワークです。

ケーブル敷設を無くすことで誘導雷や獣害のリスクが減少します。観測点が広範囲に点在する現場やケーブル敷設が難しい現場には特に効果を発揮します。

「SGnet」は920MHz帯特定小電力無線使用したメッシュネットワークに対応しているため、構成される機器間に設置順はなく、最適な経路で安定した通信を行うことが可能です。

無線機 「SWシリーズ」

「SGnet」は無線機「SWシリーズ」で構成されます。機器の組み合わせにより、1対1の無線警報システムのような単純なものから、複数の機種を組み合わせて警報通報と観測データの収集を行うような複合的なものまで、様々な無線システムを構築することができます。
中継専用機などもラインナップされているので通信距離が伸びた場合などでも簡単にシステムを追加していくことができます。

システムイメージ

警報通報

無線警報端末と無線警報子機の組み合わせで、無線グループ内の機器の接点入力がONになった際に警報信号の送受信を行います。

構成機器(例):SW101-ALU(無線警報端末)・SW101-ALK(無線警報子機)


データ収集

無線通信端末と無線通信子機の組み合わせで無線グループ内の機器に接続されたデータロガー(自動観測装置SDシリーズ通信機能付)に記録された観測データの収集を行うことができます。収集されたデータはDTUからデータメールとして指定された宛先へ送信されます。

構成機器(例):SW101-DTU(無線通信端末)・SW101-DTK(無線通信子機)

SW101-DTKにSW101-HUBを接続すれば複数台のデータロガーを接続することもできます。

送信されたデータメールは専用のメールソフトで受信します。


警報通報・データ収集の組み合わせ

無線警報機器と無線通信機器の両方を組み合わせて運用することができます。観測データの収集と警報通報のメール送信に加え、現地警報を行うなど様々な無線システムを構築することができます。

各機器(ALKを除く)はそれぞれの信号の中継を担っていますが、中継専用機(RPT)を使用することで電波の届きづらい箇所や長距離間の送信を補うことも可能です。

各機器は12Vバッテリー駆動です。ソーラーパネルを利用してソーラーパネル+12Vバッテリーの独立電源で長期運用することができます。

ALKのみ単3乾電池が使用できます。

SGnet 仕様

無線部規格 920MHz特定小電力無線(ARIB STD-T108準拠)
無線送信出力 10mW
無線通信距離 約100M~1000M
※通信距離は見通し条件や環境に大きく左右されます。
無線自動中継 データ通信時:最大5段
警報通信時:最大10段
登録可能台数 ハブ段数:最大5段
通信子機:最大20台
警報・中継子機:最大30台
データロガー:最大20台

SWシリーズ型式別概要

システムの内容や現地環境に応じて必要な機種・台数が決まります。SWシリーズには以下の型式が存在します。

SWシリーズ型式一覧
無線通信端末SW101-DTU データメール・警報通報メールを送信する場合に必要です。
DTUをシステムに組み込むことでSGnetのすべての機能を使用することができます。
※メール送受信のためSIMカードが必須となります。
無線通信子機SW101-DTK データ送信用の子機です。データロガーを接続します。
DTUと組み合わせて使用します。
無線警報端末SW101-ALU タイマー機能付きの警報出力が行えます。
サイレン・回転灯などの現地警報を行う場合に使用します。
無線警報子機SW101-ALK 警報信号送信専用の子機です。
他の機器と組み合わせて使用します。
※送信専用のため、中継機能はありません。
無線中継機SW101-RPT 中継専用機です。警報・データどちらの信号も中継します。
電波の届きづらい区間や無線距離を延長したい場合に追加します。
有線通信ハブSW101-HUB データロガー増設用のハブです。
DTUやDTKに接続して使用します。
※無線機能はありません。

各機器はその他の機器の信号(警報・データ)を中継することが可能です。(ALK、HUBを除く)

● 型式別仕様

無線通信端末SW101-DTU

指定インターバル毎に無線グループ内のDTKに接続されたデータロガーに記録された観測データを収集します。収集したデータをメール形式で指定先へ送信します。
また、警報信号を受信した場合は指定先へ警報通報メールを送信します。

本体にも入力端子があるので無線機能を使わずに単体での使用も可能です。

SW101-DTU 詳細ページ

無線通信子機SW101-DTK

接続されたデータロガーに記録された観測データをDTUへ送信します。
接点入力も1CHあるのでデータロガーからの接点出力を受けて警報信号を送信することもできます。

  • RS485ポートは1つですがHUBを接続することで複数台のデータロガーを扱うことも可能です。
  • 仮想警報CH機能によりALUで警報出力機器の識別を行うことも可能です。
RS485ポート 点数:1点※拡張ポート兼用
最大延長:約200M
対応機器:SDシリーズ自動観測装置
接点入力 点数:1点
仕様:接で警報のみ
印加電圧:約DC5V
動作電流:約3mA
電源電圧 DC10V~18V
消費電流 待機時平均:約4mA
動作時最大:約10mA
動作温度範囲 -10℃~50℃

無線警報端末 SW101-ALU

警報信号を検知することで警報出力(電圧出力・接点出力)を行います。

本体にも入力端子があるので無線機能を使わずに単体での使用も可能です。

SW101-ALU 詳細ページ

無線警報子機 SW101-ALK

各種センサーや測定器からの接点出力を接続します。
受信機能がありませんので中継点とはならず、必ずシステムの末端に設置されます。

  • 接点入力は「接警報」・「断警報」を切り替えることができます。
  • 仮想警報CH機能によりALUで警報出力機器の識別を行うことも可能です。
  • 警報信号の送信時のみ稼働するので消費電力が少なく、単3乾電池2本のみで約半年間稼働することが可能です。
接点入力 点数:1点
仕様:接or断※DIPスイッチで選択
印加電圧:約DC5V
動作電流:約3mA
電源電圧 乾電池:アルカリ単3乾電池×2本
外部電源:DC10V~18V
消費電流(乾電池) 待機時平均:約0.4mA
動作時最大:約40mA
消費電流(外部電源) 待機時平均:約0.1mA
動作時最大:約10mA
動作温度範囲 -10℃~50℃
稼働可能日数 [常温(低温)] アルカリ単3乾電池使用時:約187日(124日)
12V/7.2AHバッテリー使用時:約2747日(1831日)

無線中継機 SW101-RPT

無線送信距離が遠い場合や電波の弱い場所などに増設することで無線伝達距離を伸ばすことができます。
小型格納箱で一体構成されており容易に中継地点を増設することができます。

電源電圧 DC10V~18V
消費電流 待機時平均:約4mA
動作時最大:約8mA
動作温度範囲 -10℃~50℃
同梱バッテリー 12V/5AH
稼働可能日数 [常温(低温)] 12V/5AHバッテリー使用時:約46日(31日)

※RPT専用防水BOX(単管取付金具付)にRPT本体、バッテリー(12V/5Ah)、充放電コントローラーを組み込んだソーラーパネル(10W)付きのセット販売となります。

有線通信ハブ SW101-HUB

DTUやDTKに接続することでデータロガー接続数を増やすことができます。
本器自体も最大5段までスタックすることができます。

RS485ポート 点数:4点※CH4は拡張ポート兼用
最大延長:約200M
対応機器:SDシリーズ自動観測装置
電源電圧 DC10V~18V
消費電流 待機時平均:約1mA
動作時最大:約10mA
動作温度範囲 -10℃~50℃