地すべり関連計器の製造・販売

単チャンネル型自動観測装置
SD1Mシリーズ

豊富なラインナップで各種センサに対応

  • SDメモリーカード1枚で何台分ものデータを回収できます。
  • 校正値を設定することで実際の物理量データとしてデータを確認することができます。
  • SDメモリーカードには実データと生データを同時に保存できます。
  • 保存データ形式がCSV形式なのでExcel上でのデータ解析が容易です。
  • 平均測定可能。(水位計タイプ Ver1.21or2.21以降)
  • SDHCメモリーカード対応。(Ver1.28or2.28以降)

構成例

SD1Mシリーズは使用するセンサに合わせた型式を選択する必要があります。
様々なセンサに対応できるように豊富な型式を揃えています。

仕様

共通仕様

チャンネル数 1CH
使用メディア SDメモリーカード(データ回収時に使用)
測定インターバル 1,2,3,4,5,10,15,20,30秒※
1,2,5,10,15,20,30分
1,2,4,6,12,24,48,96,168時間
※秒単位インターバルはテスト観測記録モードでの対応となり、計器を連続稼働させて使う形となります。
警報接点出力(型式による) オープンコレクタ出力
MAX:DC50V/50mA
通信機能(オプション) RS485
電源電圧 DC7V~18Vもしくは単3乾電池6本
通信オプションが付いた場合は、単3乾電池を電源として使用できません。
消費電流 待機時:0mA
動作時:100mA以内
動作温度範囲 -20℃~50℃
外形寸法 164×198×91mmMAX

型式一覧

対応センサ 型式 データ範囲 備考
電圧出力型水位センサ PSA 0~5V(0~5000) 水位計STシリーズに対応
ひずみゲージ応用水位センサ W ±4000μstrain(±4000) 水位計KWシリーズに対応
半導体ゲージ応用水位センサ WD5mV ±5mV(±5000)
半導体ゲージ応用水位センサ WD10mV ±10mV(±5000)
2線式電流出力型水位センサ WD420A 4~20mA(0~4000)
ポテンショメータ型伸縮計 SA 0~印加電圧(0~5000) LV-500B接続時/分解能0.1mm
LV-1000B接続時/分解能0.2mm
電圧型センサ VA 0~5V(0~5000)
ひずみゲージ応用センサ HG ±4000μstrain(±4000)
転倒マス雨量計 RA 8192回(最大カウント)
ひずみゲージ応用温度センサ T ±16000μstrain(±16000)
上記以外のセンサ X 特別注文品

観測可能日数一覧

電源電圧には単3乾電池×6本、もしくは12Vのシールバッテリーを使用することができます。

測定インターバル メインメモリが満杯になるまでの観測可能日数
(40320回)
バッテリーでの(12V/7.2AH)観測可能日数
低温時~常温時
(0℃~20℃)
乾電池での(単3アルカリ)観測可能日数
低温時~常温時
(0℃~20℃)
1分 28日 12~20日 3~5日
10分 280日 122~180日
(122~202日)
30~51日
30分 840日 180日
(364~607日)
91~152日
1時間 1680日 180日
(729~1215日)
180日
(182~303日)
メインメモリが満杯になるまでの観測可能日数についての注意点
  • 供給電源が途中で無くならないことを前提としています。
バッテリー・単3アルカリ乾電池による観測可能日数の注意点
  • 当社販売のバッテリー(鉛シール蓄電池:容量12V/7.2AH(20HR))使用時の値となっています。
  • バッテリーの性能が落ちている場合は記載日数の観測はおこなえません。
  • 乾電池はメーカー・型番により結果が異なる場合があります。
  • 量販店などで購入した乾電池は保存方法・在庫期間に問題があることがあります。その場合、購入直後であっても記載回数の観測はおこなえません。
  • 観測可能日数は使用環境により大きく変動します。使用環境が悪い場合は、記載されている値の2/3~1/2程度を見込んでおくことをお勧めします。
  • ( )内の数値は計算上の理論値となります。電池交換は自己放電などの影響を考慮して180日以内に行なってください。
  • 平均測定動作設定が無効となっている場合の値です。平均測定を有効にした場合は半分以下の値になります。

平均測定について(計算式が水位計タイプの型式のみ)

SD1Mで計算式が水位計タイプの型式に「平均測定」項目が追加されました。※内部プログラムバージョンが「1.21」「2.21」からの対応となります。(2012/9~)

平均測定設定を有効にすると、指定されたサンプリング周期・回数で観測を行い、その平均値を測定値として記録することができます。主に波消しなど、水位が安定しない環境での水位測定に利用できます。

観測回数が増えるため電池の消費量が増えますのでご注意ください。